マンホールチルドレンとは?
マンホールチルドレンとは、文字通りマンホールで生活している子ども達のことです。
『モンゴル』というと大多数の方が青々しい草原を思い浮かべると思いますが、真冬には気温が−30℃にまで下がる極寒の地です。行き場を失った子ども達がマンホールで暮らしています。マンホールの中には温水供給パイプが通っていて地上よりも暖かいからです。
しかし、マンホールは汚水が漏れている所、虫が湧いている所があるなどその環境は劣悪で、子ども達は常に感染病や皮膚病の脅威にさらされています。

子ども達がマンホールで暮らしている理由は?
理由は様々です。親が病気で亡くなり1人ぼっちになってしまった、親はいるけれど貧しさゆえに捨てられた、失業した親がアルコール中毒となり子どもに虐待を繰り返すため家から逃れてきた等です。どんな理由であれ、モンゴルの社会状況が大きく影を落としていると言えます。

マンホールチルドレンの衣
マンホールで暮らす子ども達は着の身着のまま暮らしです。洋服をマンホールの中に置いていたら盗られてしまう可能性が高いので、必要な分は常に身につけています。洋服はNGOの施設からもらったり、捨てられていたものを拾ったり、どうしようもなければお店から盗んだりと様々な方法で仕入れています。

マンホールチルドレンの食
ほとんどの子ども達が3人〜5人でグループを組んで生活しています。
5〜10歳の体格が小さい子どもがいるグループは、小さい子に物乞いをさせたり、歌を歌ってお金を稼がせます。その間、他の子ども達は近くで遊びながらその子の様子を見守っています。そして、1日の収入を皆で分け合って食料を買います。
10歳〜18歳の年齢で構成されたグループは、市場でのモノ運び、車拭き、ガム売りなど単発の仕事を探して生活の糧にします。
女の子は仕事に就くのが難しいため、レストランやホテルのゴミ箱から食べられそうなものを拾ったり、外国NGOのお弁当の配給を頼りに生活しています。

マンホールチルドレンの住
学校には行っておらず、日々の生活は働くか遊んでいるかのどちらかです。夏の暖かい時期は公園や広場で寝泊りし、冬の寒い時期だけマンホールで暮らしています。
就寝時は、温水供給パイプに抱きついたり、パイプとパイプに板をひっかけてベッド使用にしたりしています。
寝静まった頃に、鼠や虫が子ども達の耳たぶや唇を噛む等して、病気にかかってしまうこともあります。